気温が下がったかと思いきや、今度は急に暑い日が…。これだけ気温が大きく変動すると体調管理も大変ですが、皆さんはお元気にされているでしょうか?
鎌ヶ谷総合病院にてこれまで、パーキンソン病や進行性核上性麻痺などに対する針灸治療の研究を行っておりましたが、今月から新たに脊髄小脳変性症に対する針灸治療の研究を行うことになりました。
脊髄小脳変性症とは、歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らない等を症状とする神経の病気です。動かすことは出来るのに、上手に動かすことが出来なくなります。主に小脳という、後頭部の下側にある脳の一部が病気になったときに現れる症状です。この様な症状をきたす病気の中で、その原因が、腫瘍(癌)、血管障害(脳梗塞、脳出血)、炎症(小脳炎、多発性硬化症)、栄養障害ではない病気について、昔は、原因が不明な病気の一群として、変性症と総称しました。病気によっては病気の場所が脊髄にも広がることがあるので、脊髄小脳変性症といわれています。
脊髄小脳変性症は一つの病気ではなく、いろいろな原因でおこる病気の総称で、皮質性小脳萎縮症 、多系統萎縮症(オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群、線条体黒質変性症)、マシャド・ジョセフ病、フリードライヒ失調症(FRDA)、早発性小脳失調症(EOAH)など様々な病名がつけられています。
今回は、本格的な研究をするため前準備としての研究になります。
これまでに二回針灸治療を行いました。針灸治療の前は、まったく歩けず立つのがやっとの状態でしたが、一度目の針灸治療の後は二人で両脇で手を添えていれば、何とか歩ける状態になりました。手を軽く添えているだけで、力を入れて支えているのではありません。数年間車いすでの生活だったので、歩くことへの恐怖感や筋力の低下が問題となっているような感じでした。
身体の各所に慢性的な痛みも抱えていて、一回目の針灸治療時は、仰向けにもうつ伏せにもなれない状態でしたが、ニ回目の針灸治療時には、痛みもなくどちらでも寝れるようになっておりました。
どの程度回復するかわかりませんし、歩けるようになれば今度は転倒が心配にもなりますが、これからの回復が楽しみです。針灸をやってて良かった?!!







