先日の日曜日は、東京スキンタッチ会の講習会に行ってきました。
今回のテーマは 『心』。臨床心理士の先生の講演でした。
心理療法の現場で、学童期、青年期に表面化してくる様々な問題(いじめや不登校、摂食障害、自傷行為など)を心理療法士がどのような視点で捉え、どう親子と向き合っていくのかをお聞きしました。
こうして書くと、非常にソフトな感じですが・・・とても書くことのできない、とてもディープな話でした。
当たり障りのないよう簡単に書くと、ADHDなどの疾患名が一人歩きしている現状、統合失調症や認知症と同じような症状のみられる解離性障害が見過ごされている現状、0歳児の親との時間の大切さ(0歳保育の問題)、同情ではなく共感の大切さ等々です。
大学で若干心理学も学びましたが、心理の専門家ではありませんし、そちらの専門家になることは自分には出来ないと痛切に感じました。
治療家という仕事柄、心理面を無視する事はできないので、少しでも『共感』することを意識しつつ患者さんの話に耳を傾けるように気をつけたいと思います。
当鍼灸院では多くの乳幼児や親子と出会います。先々子どもに現れるかも知れない問題を乳幼児期に予防できたら、どんなにいい事でしょう。親子を見守る役目の私たちが、親との関わり方、アドバイスの仕方などのポイントや予防法などを学べる貴重な機会でした。
未だに、子供に鍼をするなんてかわいそうと言われる方がおられます。特に男性。
でも、小児鍼灸は、痛くありません。とがっていない棒で体中をなでなでさするだけです。それだけの事ですが、かんしゃくなど様々な子供の問題が改善していきます。詳しくは小児鍼灸に関するよくある質問を参照ください。