子供が笑顔で受けられる小児鍼灸

 今日は、以前ブログに告知していたスキンタッチの講習会に行ってきました。
 スキンタッチ会10周年を記念して、スキンタッチの創始者徳島の篠原新作先生や看護師、助産師でもあるお弟子さんたちが話を扱われました。
 スキンタッチは小児鍼灸の普及を目指した鍼灸師の集まりですが、無資格者対策などを始めとしてこれまでの山あり谷ありの歩みを耳にすることができました。無資格者の行うベビーマッサージやベビータッチ等の方が有名なことを見てもこれまでの苦労が偲ばれます。
 話の中でも扱われましたが、小児鍼灸のイメージはどのようなものでしょうか?
 残念ですが、一番多いのは子供がかわいそうというもの。鍼灸イコール痛い、熱いというイメージなのですね。
でも実際には当鍼灸院の小児鍼灸に関する質問集にも書いているように子供が喜んで笑顔で受けられる治療です。
 基本的に鍼を刺すのではなく撫でるだけ。しかも優しいタッチで。痛みは全くありません。
 始めての時は、さすがに知らないところに連れてこられ、白衣を着た知らないおじさんがいるから泣き出す子もいますが、数回の治療後は、お子さん自身が喜んで治療を受けたがるようにもなります。気持ちのよいことをされて自分の身体が楽になることを感じているのでしょうね。
 小児鍼灸は、気持ちの良い刺激で身体も元気になる治療です。かわいそうなんてことはありません。辛いのに子供に鍼灸治療を受けさせないことのほうがずっと可愛そうです。

 今日は話だけでなく、小児鍼灸の第一認者の気持ちの良い実技も体験出来ました。普段自分が行っているのと違う治療法を体験し、教えていただく恵まれた機会でした。
 それだけでも十分ですが、助産師、看護師からみた話しも教訓的で自分のリスク管理がまだまだ甘いことを思い知らされました。明日からの臨床にすぐに役立つ情報も多く今日も実り多い一日でした。幸せ〜!!

 今日の講習会場は、渦中の代々木公園に隣接した施設。もちろんまだ公園は立ち入り禁止の状態。会場にも虫除けスプレーが置かれていました。でもなぜか全部空…(ノД`)
 デング熱にも針灸が効くと思いますが、感染したらだれか治療してくれるかな~!?。

 もちろん蚊には刺されていません。多分。。

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