積聚会学術大会

 今日は、積聚会学術大会に参加しました。もちろん、このご時世なのでオンラインで自宅での視聴です。コロナ禍でほとんどの講習会がオンラインで開催されるようになり、日本全国の講習会に自宅にいながら参加できるので、楽にはなりましたが、自宅だと気を散らすものが沢山ありなかなか集中できず、どちらがいいのか悩ましく感じる日々です。

 今回の講習は、時宜にかなった内容で、コロナ感染者及びコロナ後遺症患者への治療が扱われました。(現状新型コロナ感染症の方の治療は行なっておりません。持病持ちの高齢者と同居しているため基本的にお断りしています。ご了承ください。治癒後の後遺症の治療は承っております。)

 当鍼灸院でも以前からインフルエンザなど感染症の方も見ていたので新型コロナにも鍼灸は有効だと思っていましたが、改めて鍼灸治療の有効性を感じさせられる興味深い内容でした。

 新型コロナは、治癒後も味覚・嗅覚障害や倦怠感など様々な後遺症が現れる方も少なからずおられますが、そうした方への臨床報告も行なわれました。

 ウイルスは、変異していきますし、西洋医学ではそれに併せて薬の開発競争が行なわれますが、鍼灸治療は、変わらず同様の治療で効果が期待できます。人体が非常に素晴らしく造られていること、そして鍼灸治療がそれを効果的に引き出していることを改めて認識させられました。

 他にも、会長と名誉会長による基本的な治療の腹診や腰痛に焦点を当てた話を聞くことも出来ました。やはりなんでも基本が一番だいじですね~。何年臨床経験を積んでも基本的な事がきちんと出来るようしっかりと鍛錬し、繰り返す事が大事である事を再認識させられました。年数を積んでくるとついつい一つ一つの動作がおざなりになりがちですが、改めて丁寧に行なって行きたいと思います。これからも定期的に自分を見つめないし、アップデートしていきたいと思います。

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