全日本鍼灸学会の支部講習会

 全日本鍼灸学会の講習会に行ってきました。
 場所は筑波大。筑波大だからなにも考えず柏の葉キャンパスに行き筑波方面に行こうと思っていましたが、よく案内を見ると東京校舎、あやうく間違える所でした(^^ゞ
 今回のテーマは浅い鍼と深い鍼。当鍼灸院では、基本的に浅い鍼で治療をしています。
 日本鍼灸は浅い鍼が多いですが、世界的な鍼灸の研究では浅い鍼はしばしばプラセボとされてしまいます。プラセボにしては余りに効果が高い事がよく見られますが、研究の残念な現状です。
 今回の内容等も踏まえ、浅い鍼が世界に認知されて行けばと願います。

 今回も様々な症状に鍼刺激で変化を及ぼしているデータを見ることができました。
 神経系の疾患だと身体がふらつき姿勢を保つのが難しくなることがありますが、皮内鍼を貼っておくことでふらつきを押さえられる可能性を示唆した研究や難治性の耳鳴りに対して鍼灸に加えて音叉を活用したTRT療法を加えて高い効果を出した研究は興味深かったです。自分自身耳鳴りとは長い付き合いなので音叉を購入して、まず自分の身体で試してみようと思います。 他にも帯状疱疹後神経痛や痩身に関する研究など盛りだくさんの内容でした。
 最後は、一般公開講演でリラクゼーションに関して扱われました。精神疾患の方も当鍼灸院には多数来院されています。不安や緊張から解放され、リラックスしてもらうことは大切です。試してガッテンにも出た先生なので聞いたことのあることも多数ありましたが、リラックスして楽しく聞けました。リラックスしすぎでしたが…。話しの中では様々なリラックス法の実施が含まれ、実際に試しましたが、何度もそのまま夢の中へいざなわれてしまいました。講習の最後はいつもなら疲れきってるのに今日は妙にスッキリです(^_^;)

カテゴリー: 鍼灸講習会・学会報告   パーマリンク

コメントは受け付けていません。