逆子

 この間書いたように最近、逆子の方の来院が増えてきています。
 知り合いの助産師さんに聞いたら大地震の時は逆子が多くなるとの事地震を気に逆子が治ったということも聞くので解りませんが、地震の際は様々な動物達の不可解な行動が報告されますが、逆子もそうなのでしょうかね

 逆子になっても医者に「いずれ自然に回ります」と言われて安心していたら治らず、慌てて情報をかき集めて、鍼灸院に来られる方が多いようです。

 一般的に鍼灸治療では、妊娠30週までの逆子はまず治り、32週までだと九割、34週だと八割、36週だと四割程の方が治るようです。他の病気もそうですが、早い段階で治療をするほど戻りやすいといえます。

 胎児は一日一日大きくなるから、時間が経過するほど相対的に子宮が狭くなってしまい物理的に回転スペースが小さくなる事、そして、羊水の量も33週頃をピークに減少を始めることも関係していると思います。
 ですから、逆子の際は早めに鍼灸治療を受けてみてください

 ちなみに先週当院に来られた逆子の患者さんは、35週と6日の方、33週で子宮筋腫が2つある方(片方は小さくもう片方は5cm)でしたが、今日連絡があってどちらも検診で直っていることが確認されました

 鍼灸は、ただでさえ怖がられがちですが妊婦さんの場合、さらにその傾向が高いようです。何をされるか分からない。お腹に鍼を深く刺されるのかも、感染したり胎児に何か影響があるのではと考えるかもしれません。

 当院では、妊婦さんに鍼をする場合は、「テイ鍼」と言う鍼を使います。当院で使用しているテイ鍼は、2、3ミリぐらいの太さで、先端が丸い物です。ですから刺さりませんし、痛くありません。この鍼を使用してお腹や背中などに優しく刺激を加えていきます。怖がる必要は無いことを理解していただけるでしょうか。

 暑い日が続くと妊婦さんも薄着になったり、冷たい飲み物を飲んだり、アイスを食べたりしがちです。でも妊娠を維持するために身体は、わざわざホルモンを分泌して身体を暖めています。それなのに身体を冷やすようなことをしたら………
 暑いけれど暖かい飲食物を取り入れて、暖かい服装を心がけて元気な子供を産んでくださいね。

 明日、22日(金)から24日(日)まで休診します。
治療をご希望の方にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご了承下さい。

 

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