ここ数ヶ月、毎週木曜日は鎌ヶ谷総合病院にて脊髄小脳変性症(ジョセフ病)に対する鍼灸治療の研究に携わっております。午後からは鎌ヶ谷市内の往診治療に携わっております。
木曜日は午前中が当鍼灸治療院の施術日と記されておりましたが、治療院内では鍼灸治療を行なっておりません。木曜日に治療をご希望の方も多くおられますが当面の間、当鍼灸院では木曜日の治療をお受けすることはできませんのでご了承ください。
現在ジョセフ病の方の治療は3クール目(1クールは毎週一回で、九週に渡り鍼灸治療を行なっております)に入っており、5、6人目の鍼灸治療です。
これまでのところいずれの患者さんにおいてもいくつかの検査数値の改善が見られております。ただ、その割に検査数値の改善ほど鍼灸治療の効果を患者さんに感じていただけないことが多く見られます。原因は定かではありませんが、患者さんの鍼灸治療に対する期待値が高いことや小脳の機能によることが考えられます。
小脳は、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節などをつかさどっております。このため、小脳が損傷を受けると、運動や平衡感覚に異常をきたし、精密な運動ができなくなったり酒に酔っているようなふらふらとした歩行となることがあります。
精密な運動を制御しているが故にその揺れが大きく改善しても患者さんにとってはまだ揺れているという事の方をより強く認識してしまうようです。患者さんの知人等第三者から見ても大きく改善している場合でも『鍼灸治療をしても全然変わらない』と言われる方もおられます。
患者さんに治療効果を気づかせる事も治療を続けていく上で大切ですが、その点で非常に難しさを感じる疾患です。







