カテゴリー別アーカイブ: 鍼灸講習会・学会報告

7月の診療案内

 7/17(金)、7/18(土)、7/20(月)は都合により休診させていただきます。
 7/25(土)は、鍼灸講習会に参加予定のため短縮営業となります。午後3時までの受付となります。

 なお案内がお遅れましたが、来週の土曜6/27も短縮営業で午後三時までの予定です。
 ご迷惑をお掛け致しますがご了承ください。

 ブログの更新が滞っておりますが、講習会等をサボっているわけでなくきちんと参加して、精進するよう励んでおります。

 先日の日曜には、刺絡学会の学会認定の更新に行ってきました。法律面や衛生面の講習を受けた後に試験を受けて更新します。
 普段、治療をしているところを見られることはありませんし、見られても一人程度です。でも、試験の時は5、6人の方から厳しい視線を受けながら行います。
 非常に緊張しましたが、心優しい先生方のおかげで無事更新してきました。

 自分の治療を改めて見直す良い機会でした。

 刺絡は、法律違反との見方をされている先生方もおられますが、きちんと法律を紐解き調べていくと決して違反しておらず、鍼灸師の行って良い治療法であることを改めて学んできました。

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全日本鍼灸学会

 無沙汰をしております。久しぶりのブログの更新。色々と慌ただしく生活しているとついおろそかになってしまいますね。

 先週末はお休みをいただき全日本鍼灸学会の学術大会に参加してきました。毎年、場所が変わり日本各地で順繰りに開催されておりますが、今年は福島。大震災で開催中止になった福島大会がようやく開催されました。

 会場となったビックパレットのとなりには、まだたくさんの仮設住宅が並びたくさんの方が生活されております。そのようなところでの大会なので今年は、例年の内容に加えて災害ボランティアとしての他の医療職種と共に働くためのセミナーや災害医療の報告、復興等が扱われた内容が多かったです。

 毎日複数の会場で様々なプログラムが同時進行しておりますが、自分は一日目には、しびれや難病をテーマのシンポジウムに参加しました。しびれは鍼灸院で扱うことの多いものですが、実は英語ではピタリと当てはまる語もなく、あまりにも様々な疾患を包含しているため、簡単に治る事もあれば、時により非常に治療することの難しい分野です。この取り扱いの難しい点に関して医師も含めた講演者から多くのことを学ばせていただきました。
 難病のシンポジウムでは、今年は膠原病や潰瘍性大腸炎などにも焦点が当てられておりました。なかなか治療の難しい点ですが、時により鍼灸治療で自覚症状が非常に軽快することがあります。それでも必ず西洋医学と併用しなければいけない、自覚症状とは、うらはらに悪化していることもあるので鍼灸院だけで抱え込まないよう注意を促されておリました。当鍼灸院では、いつも医師との併用を勧めておりますが、そうしていない鍼灸院が今でもあるのでしょうかね。

 二日目、三日目は、産科、婦人科、ガン、精神科等の様々な講座に参加しました。こうした講習の助かる点の一つが治療道具の新製品の紹介。産科で活用できそうなものが講習の中で紹介されていたので早速購入しました。
 産科では、逆子で来られる方が多くいますが、なかなかうつ伏せになることに不安を感じる方が少なくありません。そのような時には横向きの姿勢で治療を行いますが、患者さんにとっては横向きよりもうつ伏せの方が血圧など様々な面で良い状態です。今回購入したのは、お腹の大きくなった妊婦さんでも安心してうつ伏せになれるよう開発された枕です。お腹の大きな方の不安感を取り除き少しでも良い治療を提供できるのではと思い早速購入しました。

 様々な発見、気づきの多い三日間でした。

 千葉も暑かったようですが、福島はもっと暑かったです。体調を崩さないよう気をつけてくださいね。

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がんと鍼灸

 昨日は、全日本鍼灸学会の講習会に行ってきました。
 場所は、東大。
 何度も行っていますが、今回はちょうど紅葉が綺麗でした。
  カメラを持って行くのを忘れてしまい残念。構内の池の辺も非常に綺麗で見学に来ている方や写生をしている方がたくさんおられました。せっかくなのでガラケーで撮りましたが、やはりいまいち。。せっかくの紅葉の美しさが全然わからない一枚です。。

 講習会場も、いつもと違う建物でここでもまたカメラをもってこなかったことに後悔。。昔ながらの味のある校舎そして趣のある大講堂、素敵でした。

 講習は、題にもあるようにがんと鍼灸というテーマで扱われました。
 当鍼灸院にも抗がん剤の副作用を抑えるために来られている方や手術や放射線が嫌なのでできるところまで自然な代替療法で試してみたいという方などが来られています。
 今回の講習でも、医師に宣告された余命期間が過ぎても元気に来院されている患者さんの症例や緩和ケアにおいて鍼灸治療を行うことにより鎮痛剤を減弱できる点等が扱われておりました。
 近年、鎮痛剤の進歩によりこれまで緩和ケアにおいて鎮痛のためになされてきた鍼灸治療の必要性も薄れてきておりますが、どうしても鎮痛剤では意識も朦朧としてしまう副作用が出てしまいます。鍼灸治療ではそのようなこともなく最後まで意識を比較的に高い状態に保つことができます。
 鍼灸治療はその他の副作用も緩和するので、ぜひがんの方にも用いてもらいたいものです。

 今回の講習会では、更に数人の医師の話も聞くことができました。
 がんは最高の死に方だと公言し、手術や抗がん剤等の治療に疑問を呈する方から抗がん剤の処方のスペシャリストまで幅広い方の話を聞くことができました。
 がん患者へ鍼灸治療を行ううえで知っておくべき点をより深く知ることができましたし、最近の年々進歩する抗がん剤に関しても理解を深めることができました。抗がん剤が進歩しても使いこなせる医師が非常に少ない点や医療費が跳ね上がる点が大きな問題ですがそういった点に関してもバランスの良い話が聞けて有意義な一日でした。

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頭痛 in 自律神経学会

今日は、久しぶりに満員電車に揺られて朝から大宮に行ってきました。
 今日、明日は自律神経学会に参加します。
 自律神経学会は、医師が中心の学会ですが、鍼灸治療にも理解を示し、二日間に渡り、鍼灸関連のプログラムが提供されます。もちろん西洋医学的な見地からのものになりますが、埼玉医大や慶應などで鍼灸の研究に携わっている先生たちの話を聞くのは大変勉強になりました!

 自律神経学会で扱われる疾患は、非常に多岐にわたります。
 自律神経失調症、パーキンソン病、多系統萎縮…。消化器、泌尿器科、呼吸器、神経内科まで様々です。
 今日は、特に頭痛に関して学んできました。頭痛は、簡単には書いても緊張型や片頭痛、混合型。そしてそれぞれに頻発性、慢性と沢山の分類されます。それぞれにより治療効果の現れ方は異なりますが、いずれに於いても投薬に比べて鍼灸治療が効果的であることがよくわかりました。
 また、鍼灸をすると脳内の血流が悪いとこは血流が増加し、血流が異常に多い所は減少していくという検査結果も非常に興味深かったです。西洋医学的な治療だとどちらか一方向ですが、鍼灸治療はバランスをとり、身体が本来の平衡のとれた状態に戻るよう促します。臨床で感じてはいましたが、実際にMRI画像でみると凄く新鮮でした。認知症など様々な疾患にも関係するのでこれからの研究にも期待大です!

 

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井の中の蛙

 昨日は、鍼灸院を半日で終了し、積聚会の講習会へ参加しました。

 場所は、飯田橋・神楽坂。毎度のことながら電車を乗り間違えましたが、時間までには到着して無事に楽しめました。

 これまで何年も講習会に参加している人ばかりだから当たり前かもしれませんが、いやはや、みんな頑張っています。すごい!!
 自分の考えの未熟さを思い知らされるばかりです。
 自分なら考えないようなことまで深く考えていたり、患者さんに非常に愛されていたり、観察眼に秀でていたり凄すぎです!!
 天狗にならないで謙遜に日々の治療にひたむきに向かいたいです。
 
 
 久しぶりのそらくん。抱っこされるのが大好き。

 
 子供の患者さんが来ると呼んでくれるのを待ってます。
 

 お呼びがかかると誰にでもすぐにお腹を見せてゴロンとしちゃいます。

そのあとは喜んでペロペロと舐めまくり。
 
 

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