作成者別アーカイブ: suzumenomori
12月の不定期休診及び年末年始のご案内
12月6日(土)は、休診します。
年内は、29日(月)まで開院しております。30日~4日まで休診します。
年始は、5日(月)からの予定です。
長かった酷暑の夏が終わったらぐんぐん寒くなり、早いものでもう少しで一年が終わります。気温の変化が激しく、身体が変化に対応しきれない方も多くいます。鍼灸治療を受けるのももちろん良いですが、いつも以上に、規則正しい睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を心がけてください。自分の身体を一番いたわれるのは自分自身です。
忙しい日々の中、スマホやパソコンを見てばかりだと身体を悪くしてしまいます。ちょっとした気晴らしをするようにしてくださいね。

二週間前ぐらいに清澄庭園に行ってきました。大東区にある庭園で岩崎弥太郎が造園したもので、全国から名石を集めた回遊式庭園です。大正天皇の葬儀に用いられた大正記念館などもあり、着物姿の外国の方や学生など多くの方が見えていました。

池には沢山のかもや亀、鯉がいて生き物のちょっとした仕草にも癒やされます。

足三里のお灸で有名な松尾芭蕉の句碑もあります。自分で毎日お灸をして健康管理をしていたようです。現代でもぜひ、お試しください。
昨日は、上野へ行き西洋美術館とゴッホ展に行ってきました。清澄庭園は、まだ紅葉していませんでしたが、上野公園は、写真は取り忘れましたが、うっすらとイチョウが黄色くなりかけていました。一、二週間後が見頃でしょうか。


西洋美術館では、室内をテーマにオルセー美術館の収蔵品が展示されています。様々な時代背景でいろいろな感情が渦巻く家庭模様を楽しめます。個人的にはラトゥールの花の絵がとても気に入りましたが、残念な事に撮影禁止でした。
ゴッホ展も行ってきましたが、平日なのにどちらもなかなかの混雑。行かれる方は事前にチケットを購入しておくことをお勧めします。油断して買わずに行きましたが、結構並びました。。
ゴッホというと、ひまわりが有名ですが、初期の頃は暗く重ための絵が多い印象です。精神疾患やアルコール依存症を患い短い生涯を終えましたが、そのことも多少は影響していたのでしょうか。
当鍼灸院にも、精神疾患の方は多く見えています。アルコール依存の方はあまり診る機会はありませんが、毎日ワインボトルを空けていた方を診たことはあります。この方は、交通事故の古傷の痛みがひどく、痛みを忘れるためにお酒に頼っていました。でも、鍼灸治療を行なうことにより古傷の痛みも大幅に改善し、それに伴い酒量も激減していきました。何が原因でアルコールに頼っているのか、どの程度依存してしまっているのかにもよると思いますが、こういった病気にも鍼灸は効果が見られることがあります。諦めずに鍼灸治療もお試しください。
転地療法とまではいかなくても
昨日、鍼灸治療の道具を購入するため、浅草に行ってきました。半年ほど入荷待ちでようやく入荷したとの連絡があり伺いました。ちょうど浅草寺の辺りにあるお店なのですが・・・
浅草寺周辺の混雑はすごいですね!! ラッシュ時間帯の駅の様で人だらけ。しかも駅とは違いそれぞれ、自由気ままに動くから人の流れがなく、とても大変でした。地元の方は本当に大変ですね。観光公害、オーバーツーリズムという言葉を改めて感じさせられました。
地元の方も大変ですが、観光の方もこれでは風情も味わえないし、リフレッシュ出来きず、疲れるだけのような気がします。以前、台湾に行った際の九份の混雑を思い出しました。。。
観光地も潤い、地元の人にも歓迎され、観光客も楽しめる、そんな良い解決方法があれば良いのですが、なかなかむずかしいですね。外国人排斥の動きは高まらず、仲良く解決されることを願います。
せっかく浅草の方まで来たので帰り道にちょっと足を伸ばして、向島百花園に行ってきました。当鍼灸院の近所にあるあけぼの山公園は、特定の花(今はコスモス)を沢山植えていて楽しめますが、百花園は、『四季百花の乱れ咲く園』という意味でつけられたそうで、様々な花が咲いていました。









花だけでなく俳句もそこかしこにあります。江戸時代の文人墨客の協力で庭園が造られたようで、芭蕉を始め、その方たちの俳句の碑や掲示があちこちにあります。俳句をたしなまないのでよく分かりませんが、風情を感じて癒やされます。

ちょっと小さめで、端の方に行くと車の音もうるさいですが、都内の喧騒を少し忘れることが出来る憩いの場でした。蝶も沢山飛んでいますし、小鳥のさえずり、花の香り、自然を肌で感じる事の出来るすてきな空間です。入園料も安いので、高齢の方が沢山いて思い思いにのんびりと過ごされていました。
転地療法とまでは行きませんが、少しの時間でもこうした自然の中で、しかも普段行かないところに行って、ゆっくりすると日常のストレスやルーティンから解放され、リラックスできます。
ストレスの多い世の中ですので、時にはスマホを置いて、自然を肌に感じるのも心身の健康におすすめですよ。
先生! そこじゃありません!
治療をしていると時々、タイトルのように、『そこじゃありません。こっちです』と言葉をかけられることがあります。
痛いところと反対に鍼をすることがあるからです。というか、多くの場合、反対側にします。そのため、間違えてる、勘違いされたと感じるようです。でも、間違いではありません。反対側で合っているんです。
東洋医学には、巨刺(こし)という言葉があります。
東洋医学の古典である霊枢には、≪八に曰く巨刺と。巨刺とは、左は右に取り、右は左に取る≫ とあります。左に病があれば右に鍼をし、右に病があれば左に鍼をする、というものです。
他にも似たような言葉で、遠導刺という言葉もあります。
同じく霊枢に、≪病、上に在れば之を下に取り、病、下に在れば高きに之を取る。病、頭に在れば之を足に取り、病、腰に在れば之を膕(=膝窩)に取る≫ともあります。頭痛など上の方に病があれば下に鍼をする。下の方に病があれば上に鍼をするというものです。
西洋医学では、悪いところに直接治療する。そこしか診ないのが、普通です。それに慣れてしまっているので、違和感を感じる方が多くいます。しかし、東洋医学では、お身体全てを診ます。そのため、患部と離れたところや反対側に鍼をすることがあります。実際に臨床をしているとその効果を感じることはしばしばあります。逆に悪い所に直接すると悪化したり、一時的に良くなってもすぐにぶり返すなんてこともしばしばです。
当鍼灸院では、積聚(しゃくじゅ)治療という流派の鍼灸治療を行なっています。積聚治療では、こうした点を踏まえて基本的に悪いところ離れたところに鍼をする事が多くあります。ですから 「間違えられた!」 なんて、思わないで安心して治療を受けてください。
追記1 他にも、繆刺(びゅうし)という巨刺と同じような意味の言葉もありますが、ややこしくなるので今回は触れていません。
追記2 患部に外傷の既往がある際など、直接患部に鍼を行なう事があります。また、お灸の際は巨刺、遠導刺は行ないません。
家庭菜園の勧め
我が家と治療院部分には沢山の花や野菜を植えています。
年々、こぼれ種で統一性のない花壇になって行っていますが、今はこんな感じです。日々草、サルビア、夏水仙、ニラ、オキリリス等の花が咲いています。

菜園では、今はツルムラサキとモロヘイヤ、空心菜が収穫できます。まだ、一、二ヶ月は楽しめそうです。5月頃に植え、長期間収穫できるのでおすすめです。(モロヘイヤの実と鞘は毒があり食べられません。)



今日もモロヘイヤと空心菜が沢山取れました。ツルムラサキは、まだ冷蔵庫に沢山あるので今日は、収穫しませんでした。


花や緑は、眺めて心を和まし、癒やすことが出来ます。また、野菜は幾らか家計の助けにもなります。様々な物の価格が高騰する中、助かりますね。
でも、それだけではありません。土の中には沢山の土壌微生物がいます。土いじりをし、そうした微生物に触れることにより様々な効果が期待できます。
1つは、精神的な健康への寄与です。神経伝達物質セロトニンの分泌が促され、気持ちを安定させ、ストレスを緩和させます。
また、土いじりは免疫機能を整え、アレルギーの発症リスクを抑えたり、認知機能にも改善にも役立つとも考えられています。
都市部に住んでいると意識しないと自然に触れる機会はなかなかありません。ストレスの多い現代社会に於いて自然に触れることは、健康を維持するのに有益です。暑さも和らいできたこの時期に菜園を始めるのは如何でしょうか?
これからの時期のおすすめはスナップエンドウやさやエンドウ、ほうれん草、ルッコラ辺りです。ほうれん草の種は、とげとげの大きな物(東洋)と丸い小さな物(西洋)の二種類あります。とげとげの方は、発芽させるのに一手間必要になるので、初めての方は、丸い粒の種を選んでください。
他にも、かぶ、白菜、ブロッコリーなどもいいですが、上記に比べ、虫や小鳥に食べられがちです。我が家では、すごい勢いでヨトウムシやダンゴムシ、すずめ等に食べつくされ人間の食べるものは残りません。ですので、少しだけプランターに植えて、すずめ用に育てています。すずめがついばんでいるのを眺めるのも癒やされます。
良いことづくしの家庭菜園ぜひ初めて見てください。
なお、免疫抑制剤を服用している方など免疫機能に異常をきたしている場合は、土壌中の常在菌に感染してしまう恐れがありますので、必ず医師の指示に従って行なってください。
暑さも少しずつ和らぎ、多少過ごしやすくなってきましたね。
この時期は、夏の疲れも出やすいですし、気温・気圧の変化などの影響もあり体調を崩しやすいのでご注意ください。
9,10月は、不定期の休診日はありません。通常通り、月曜、水曜、金曜、土曜日に施術をしています。体調を整えるため早めにご来院ください。
初診の方からよく、こんな症状なのですが伺っても良いのでしょうか?という問い合わせをいただきます。
大丈夫です!! 救急車を呼ぶような状況でないなら、身体不調でも、心の不調でも治療を行ないます。安心してご来院ください。
こちらのページやリンク先で当鍼灸院で対応している代表的な症状に関して記しているので、ご参考にしてください。鍼灸治療の適応疾患 もちろん、記されていないものや原因不明と病院に言われてしまったというような状況でもできる限り治療を行なわせていただきます。
年々、春と秋が短くなり、夏と冬ばかりになってきましたが、これから短い秋です。秋というと○○の秋と様々な言葉がありますが、皆さんは、どんな秋を楽しまれるのでしょうか?
私は、暑すぎてあまりやる気にならなかった運動を少し増やすつもりです。筋トレを適度に行なうと胃腸の働きも整えられますし、ストレスも発散され心もすっきりとします。皆さんも適度な筋トレを日課にしてみてください。有酸素運動ももちろん大事です。サイクリングやウォーキングも楽しんでください。歩いて足や臀部にしびれの出る方は、サイクリングにするといいですよ。
運動と共にする予定なのは、芸術の秋。三井記念美術館で開催される円山応挙展。楽しみです。
食欲の秋という方も多いかと思いますが、食べ過ぎ、飲み過ぎには注意してくださいね。ただでさえ猛暑で胃腸のばて気味の方が多いです。ちょっと食欲を抑え、暖かい物を摂り、胃腸をいたわってあげてください。そして、いつもより美味しい物を少しだけ楽しむように気をつけてください。







