長野式キー子スタイル

 今日は、長野式キー子スタイルの講習会に行ってきました。
 幸い家を出る際は柏は雨も止んでいてよかったです。暴風雨の中、国道でバスを待つのはつらいので助かりました。
 雨風の酷くなる前に会場に入ろうと思い早めに家を出ましたが…じぇじぇじぇ!!甘かったです(T_T)
 会場まであと一分、目前にして突然の暴風雨。しかも、風通しの良く、逃げ場のない歩道橋の上‥‥。
 一瞬でずぶ濡れにされました。しかも駅に一番近い入り口が閉鎖、その次も…。。

 今日はあいにくの天気なのに大勢の方が講習に参加してました。中にはこの荒天にもかかわらず富山や青森からも。この程度の事で弱音を吐いてられないですね。

 今日は前回に続いて一日じゅう眼疾患でした。鍼灸師以外の方で鍼灸治療が眼疾患に効くとご存じの方は殆どいらっしゃらないと思います。
 実際、初診の方が眼疾患を主訴(一番つらい症状)として来る事はほぼありません。継続して別の疾患を治療している方が眼疾患を発症し、一緒に治療をすることが殆どです。一番多いのが麦粒腫(ものもらい)で1回の治療で大体治ります。
 今日の講習では、麦粒腫(ものもらい)以外にも結膜炎や白内障、緑内障、ドライアイなど出てきました。

 東洋医学では西洋医学のように眼という身体の一部分だけを取り出して考え、治療することはありません。
 年齢、性別の他にも発症に至った経緯、過去の病気や怪我など、身体の一見全く関係ないと思いがちな他の箇所との関連を考えながら治療を進めていきます。

 今、ムチウチでこられている患者さんがいます。整体などに数ヶ月かかり悪化させてから当鍼灸院に来られました。最初の頃は、鍼灸治療をしても他のむち打ち患者さんに比べ思うように改善せず、悩む日々でした。治療後、特定の指標(所見)がいつも残り、その規則性に違和感を感じ、改めて問診をしてみると幼い頃に目のすぐ上を怪我していました。その怪我の治療を加えると、これまでが嘘のようにムチウチも順調に回復してきています。
 交通事故からの回復を妨げていたのが、患者さんも忘れていた古傷。改めて問診の大切さを感じました。

 今日の講習は、そのことを改めて考えさせられる内容でした。西洋医学になれてしまい、つい身体をそれぞれのパーツで考えてしまいがちですが、全ては関連し合っています。東洋医学、鍼灸治療は奥が深く、学んでも学んでも解らない事、気がつかなかった事だらけです。
 今日は、そんな点が沢山有り、今までの治療を反省させられたり、新たな点に沢山気づかされました。先日からの荒天で体調が思わしくなかったことや幾らか苦手意識のある分野だった事もあり、新しい情報が頭に入りきらず、パンクしそうな感じです。完全に消化不良です(*_*)
 ここまでしんどかった講習は久しぶりです。
 しっかり復習して、鍼灸師として一層の成長を目指していきます。

カテゴリー: 鍼灸治療の効果, 鍼灸講習会・学会報告   パーマリンク

コメントは受け付けていません。