孵化

 治療院の窓で蛹になったいたてんとう虫。朝おきたら、抜け殻になってました。。

 孵化するところを見たかったけど、残念。
 成虫が治療院をさまよっているかと思い探してみると、ガラスのサッシ部分で発見。


 孵化してから時間も経過しているようですね。


 
 外に離してあげてお別れです。もりもりとアブラムシを食べちゃってください!!

 農業関係者と話す機会があったのですが、農業に限らないけど日本の決まりごとは変なものだらけですね。
 最近、無農薬という言葉をあまり聞かないな〜。と思っていたら、規制されいて使えないとのこと。栽培期間中に使用していなくても、近隣の農地や以前からの土からのものなどで、野菜に本当に農薬成分が『無』なのか実証できないから。完全に農薬を含んでいない優良なものとして勘違いされる可能性を考えてのことだそうです。自分は、無農薬と聞いても、栽培期間中の農薬しか考えたことがないのでいろいろ考える人がいるな〜、と思いました。
 現在は、JASにより、無農薬ではなく、「農薬:栽培期間中不使用」、あるいは「節減対象農薬:栽培期間中不使用」という感じになるそうです。栽培期間中不使用ってそれ以外の時に大量に使ってるのかな??節減対象農薬って??何か余計に不安になる表現で、わけわかりません(ノД`)
 ちなみに、農薬の定義は
 『農作物を害する菌‥‥昆虫‥ウイルスの防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤その他の薬剤及び農作物等の生理機能の増進又は抑制に用いられる成長促進剤、発芽抑制剤その他の薬剤をいう。 』
 難しいですが、要するに天然成分だろうが化学成分だろうがなんだろうが、病害虫対策に何かを撒いたらそれは農薬散布。普段、口にするものでも植物に吹きかけたら農薬。そして、なんとてんとう虫も農薬(本当です)。ありえない(´Д` )
 自然界にいるてんとう虫が勝手に来るのは構わないけど、どこかから連れてきたら農薬扱いになるようです。

 本来は消費者を守るための決まりごとなのに、農業従事者の頑張ろうという気力を奪うだけの決まりにしか思えません。農業を守るためには海外産より安心・安全というのがひとつの売り。それなのに農家の気力を奪う訳のわからない決まりごとの数々。。
 てんとう虫が農薬って個人的にかなり驚きました。

 治療院関係にも本来なら消費者を守るためなのに本末転倒になっている法があります。どんな業界にもあるのですね。こうした決まりごとを考えている人は一体どんな人なのでしょう?馬鹿と天才は紙一重というけれど。。。

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