鍼灸学会二日目

 二日目はストレスと睡眠、脳卒中リハビリテーション促通反復療法(川平法)、小児の発達障害のプログラムに参加しました。

 ヒトが、唯一ストレスから解放されるのは睡眠時中だけ。そのため睡眠が十分に取れないということはストレスにさらされる時間が長くなるということ。24時間社会となり、大人から子供まで夜型生活に変化睡眠時間も減少傾向にあります。
 この日のプログラムでは睡眠の大切さや日本人に睡眠不足の方が年々増加傾向にあること睡眠不足とうつ病、自殺との関連性など扱われました。睡眠不足がうつ病だけでなく糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の誘因や増悪因子にもなりうることも扱われました。
 便利な世の中ですが、便利な道具に振り回されて健全な生活のサイクルが乱されないよう気を付けたいですね。もつろん不眠にも鍼灸治療は効果的です。お悩みの方は鍼灸治療をお試しください。

 川平法はNHKでも特集されて注目されている脳卒中のリハビリの一つです。今回の学会で特に期待していたプログラムの一つでした。テレビや本にはまだ載せられていない情報もあり、よかったですが、話が研究データに偏りがちで実際のやり方が余り出てこなかった点はちょっと残念でした。

 小児発達障害のプログラムは、医師や教員、鍼灸師など様々な立場の方の話しを聞けました。
 聞いているとまるで自分も発達障害だったのかな??と感じてしまいます。発達障害と一口にいっても、自閉症やアスペルガー症候群(AS)等の自閉症スペクトラム障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)等があり、知的障害のない発達障害も含まれます。各クラスに一人はいるような割合です。
 鍼灸院にもよく、うちの子は落ち着きがなくて‥等と相談されることがあります。場合によっては発達障害の子も含まれていることもあるのかもしれません。とはいえ、何らかの障害を持っていても、発達障害の子供たちは秀でた才能を有することも少なくありません。ビルゲイツやスティーブジョブス、エジソンにアインシュタイン、黒柳徹子等多くの方も発達障害を抱えていたようです。一人一人の才能を活かすことができな社会にしたいですね。
 

 講習会の後の懇親会での馬頭琴の演奏。

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