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心の健康における鍼灸の効果に関する国際共同研究
すずめの森はり灸治療院は、当研究に参加することになりました。つきましては、新規で当院に受診される皆様にご協力を仰ぐことになりますので、以下に概要を記します。
皆様の御協力をお願いいたします。
【始めに】
すずめの森はり灸治療院は心の健康における鍼灸の効果に関する国際共同研究に参加しております。患者の皆様のご協力をいただき、心の健康における鍼灸の効果の解明にわずかでも協力したいと考えております。つきましては、患者の皆さま方には研究にご協力いただきますようお願い致します。もちろん研究に協力するかは皆さんの自由な意思に任されており強要されるものではありません。たとえ研究に参加しなくても、また途中でお辞めになっても診療上の不利益は一切ありません。
なお、この臨床研究は、神奈川県立精神医療センター芹香病院倫理審査委員会の承認を受けております。
【研究の目的】
鍼灸が不安、抑うつ状態や自律神経症状を改善する可能性については、WHO(世界保健機関)などが提言しています。しかし、鍼灸は治療の仕方が多用であることなどの理由から、精神疾患または精神保健における鍼灸の効果について一定の見解は得られていません。
日本では種々の痛みを主訴として鍼灸院を訪れるというイメージが強いですが、アメリカやカナダなどにおいては、『うつ』や『不安』を主訴として鍼灸院を訪れている方々も少なくありません。本研究の第一の目的は鍼灸院を訪れた方々の中でどのくらいの方がうつや不安を主訴(または愁訴の一部)としているのかを国際比較しながら疫学調査することです。第二の目的は、K式鍼灸スコアによる各所見と精神状態としての『うつ』、『不安』、『怒り』の関連性を調べることにあります。本研究により、東洋医学的身体所見と主観的精神状態との関連が明らかとなり、その経時的変化からは鍼灸の精神科への臨床応用の可能性を探ることが出来ると考えております。
【研究の方法と期間】
研究の内容としましては東洋医学的身体所見(K式鍼灸スコア)を評価するために鍼灸師による触診や問診などを行わせていただきます(10分程度)。またその前後でアンケート用紙(5分程度)や自己記入式質問表(10分程度)に答えていただきます。アンケート用紙や質問表には精神状態に関する項目が多く含まれていますが、本研究では精神的に健康な方のデータも大変重要ですのでご協力をお願い致します。
初期評価の段階で精神症状にお困りの方で同意をしていただける場合には、鍼灸治療がある程度進んだ時点において二回目の評価をさせていただきたいと思います。評価の内容としては初診時に行うものと同じ、K式鍼灸スコア(10分程度)に加えてフォローアップ質問表(15分程度)に答えていただきます。
【個人情報の取扱いに関して】
問診内容、アンケート用紙、自己記入式質問表などの研究データには個人情報を使用せず、各鍼灸治療院内で管理されたID番号を使用します。
ID番号の対応表は研究終了まで各鍼灸治療院内にて厳重に保管されます。解析時点において全てのデータは神奈川県立精神医療センター臨床研究部門に集められ、施錠管理されている研究室内において厳重に保管されます。研究の目的で統計処理されますが、その場合も各種のデータは氏名を番号に置き換えるため、プライバシーに関する個人情報は守られます。
研究結果を発表する際もあらゆる固有名詞の使用を避けて匿名化を行い、プライバシーに関する情報は守られることをお約束いたします。
【研究の対象】
平成23年4月から平成24年2月(予定)までに当鍼灸治療院を受診された方で、同意していただける全ての方。
『心の健康』に関する研究ですが、鬱(うつ)病とか統合失調症、境界型人格障害、パニック障害、自律神経失調症と言った診断・治療を受けているかに関わらず、腰痛、肩凝り等で受診した精神的に健康な方も同意いただけるなら研究対象となります。
自宅施灸
すずめの森はり灸治療院では、自分自身の体調管理のために毎日自分でお灸をすることを勧めています。
奥の細道で有名な松尾芭蕉も健康管理のため足三里というつぼに自分でお灸をしていたそうです![]()
私も定期的に自分で施灸しています。
自宅でやってみたいと言う方はお気軽にご相談ください。必要な方には当院で販売もしています。
K式鍼灸スコアの講習がようやく終了しました。
予想以上に今回の研究の規模、質が高いのにビックリしました。関東近辺だけかと思っていたら…広島、熊本……アメリカ、カナダ
国際的な研究でした![]()
しかも、鬱病(うつ病)だけかと思っていたら、今回は病名では線引きしないで、精神科への通院やBDI指数等で判断。不安感や憂鬱な気分は様々な方が感じているからかなり広範囲になります。
しかも心の病の方がどの程度鍼灸治療院に来ているか等も見るから、疾患・症状に限らず研究への協力に同意する患者さん全員が研究対象![]()
研究に伴う事務量をこなせるのか、圧倒されてしまいます。
K式鍼灸スコア
私は現在、鎌ヶ谷総合病院の脳神経内科にて鍼灸のPSP(進行性核上性麻痺)に対する鍼灸治療の研究に携わらせて頂いていますが、日本各地の病院で鍼灸に関する様々な研究がなされています
その一つが神奈川県立精神医療センター芹香病院での鬱病(うつ病)に対する研究です。こちらの研究は、たくさんある鍼灸治療の流派の中の長野式キー子スタイルにて行われています。これまで三年にわたり行われており、その研究成果も認められ、三年後に病院が立て替えられる際には東洋医学の臨床研究室が併設される事も決まったようです。混合診療が認められない日本に於いてこうした動きが少しづつ見られるのは嬉しいです
鬱病(うつ病)に対する鍼灸治療の研究をさらに充実させ論文にまとめるため、病院外の様々な鍼灸治療院とも連携し疫学的研究を行うことになりました
そのためには、各治療院が同じような評価スケールを用いて治療を行うことが必要です。それが【K式鍼灸スコア】。K式のKは、長野潔先生、松本岐子先生、芹香病院のそれぞれに共通するイニシャルから取られています。
この機会に当院もこの研究に携わらせていただく予定です。そのため今週末にこの評価スケールを学ぶための講習に参加しますので治療院はお休みします
鍼灸治療は、今回の研究対象のうつ病以外にも、自律神経失調症、神経症、不安症、パニック障害等、様々な心の病にも効果が見られます。お悩みの方は、ぜひ一度お近くの鍼灸治療院で治療してみてください
PSP研究開始
自分の担当するPSPの患者さんの研究(鍼灸による治療)が今日から開始![]()
BECK、APD39、FAB、VAS、3mTUG等で治療の効果を数値化して判断します。パーキンソンの時もそうでしたが毎回毎回、自分の治療でどれくらい数値が変わるかドキドキです![]()
取り敢えず今日の時点では、決められた時間内での歩行距離が5割増でした。脳内の神経繊維の障害が鍼で少しでも改善
しかも今回使用したのはテイ鍼という全く刺さない鍼、直径二ミリ程度の金属の棒です
皮膚への接触刺激だけでも効果があるんですよ![]()
これから次回の治療時までにどう変化していくか?治療を重ねることによりさらに改善するか?パーキンソン病と比較したらどうか?まだまだ分かりませんが、鍼灸ってすばらしい![]()
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治療効果をなかなか実感できない慢性疾患でもこうして数値化すると実は少しづつ良くなってきていたということはよくあること。治療を始める以前の事は記憶が薄れて来てしまうから。鍼の素晴らしさを感じて貰うため日々の臨床に活用できないか模索する日々です![]()
PSP
これまで、パーキンソン病に対するはり灸治療の研究を脳神経難病内科で医師の監督のもと行っていましたが、無事終了![]()
二月からはPSPの研究をすることになりました
PSPとは、プレイステーションポータブル…ではなくて
進行性核上性麻痺。難しそうな名前です![]()
パーキンソン病と同じような症状がでるけど薬が効きにくく治療が困難な病気です![]()
パーキンソン病では、鍼をすることにより低下していた歩行速度等がある程度回復しADLが向上する事や薬の効きがよくなり進行を遅らせることが,今回やこれまでの研究で分かっていました。
では同じような症状のPSPではどうなのでしょうかね
パーキンソンと同じように少しでも効果が表れ、患者さんやご家族に笑顔が戻ってくれる事を願っています







