腰痛の原因や治療法に関しては腰痛とは?に記してありますので、こちらをご覧ください。

腰痛に関する質問

腰痛予防のために自分でできることがありますか?

 腰痛に苦しみ各種の治療院へ通院されている方は多くいると思いますが、下記の事柄を行えばかなりの程度改善します。当鍼灸院へ来院されている方へ自己管理の仕方で指導している事柄をいくつか挙げますので試してみてください。


1、 ハイハイ歩き
 赤ちゃんがはいはい歩きをするように両方の手のひらと膝をつけて四つん這いで歩いてください。継続して5分から10分繰り返し行ってください。骨盤周りが安定し腰痛が改善したり、腰痛がおきにくくなります。はいはい歩きをしてもし悪化するようならすぐにやめてください。
 急に腰が痛くなったりすると恐怖心からつい安静にしがちです。ですが安静にしていると却って回復が遅くなります。少しづつでもはいはい歩きをしてみてください。
 フローリング(板の間)の所で行うと膝が痛くなりますので畳敷きやカーペットの部屋で行ってください。その上でさらにスエット等膝周りの厚めの服で行うか座布団を敷いて行うと膝が痛くなりにくいです。固めの布団の上で行うのも良いかもしれません。それでも膝が痛くなるようなら行わないでください。


 

2、 長座座りで滑り歩き
 まず床に足を投げ出して座ります。
 次にそのまま膝を曲げないで股関節から前に出す感じでズリズリと滑り歩きをしてください。しばらく前進したら同様にバックもしてください。15分程度行ってください。
 骨盤廻り、下腹部の筋肉がついて腰痛になりにくくなります。
 慣れないうちはなかなかうまく動きませんがだんだん慣れて簡単に動けるようになります。
ハイハイ歩きと同様痛みが悪化するようならすぐに中止してください。
この時に絶対に反動をつけないでください。また上半身をひねることもしないでください。
《 ポイント 》
 ・膝を曲げない
 ・足、お尻を上げない
 ・反動をつけない
 ・上半身をひねらない


3. 柑橘類を避ける
 柑橘類(みかん、オレンジ、グレープフルーツ、レモン等)は、腰痛や膝痛などを悪化させる傾向があります。痛むときは柑橘類は摂取しないようにしてください。
 また、慢性的な痛みを抱えている方は、痛みのないからと言って大量に食べたりすると痛みだしますのでご注意ください。


4. 正しい姿勢で歩く
 小学生のときに整列する際に行っていた『前へならえ』を思い出してください。先頭の人は腰に手を当てます。両手を腰にあてて背筋を伸ばして、肘を隣の列の人と合わせる姿勢です。ますはその姿勢をとってください。
 その際、肩がやや上がった状態になっていますが、肩の位置はそのままに手を下におろしてください。肩は下ろさずに脇を締めて、手をおろします。
 そのまま、肩の位置を保たまま歩くようにしてください。そのようにすれば背筋が伸びて正しい姿勢で歩くことができ腰痛が緩和します。
 腰痛だけでなく足にしびれも伴っている際は、歩くことよりも自転車に乗ることの方が効果的です。ご自分の状況に合わせて行ってください。


5、 骨盤ベルト
 最後のおすすめが骨盤ベルトです。私も愛用していますが、頑固な腰痛の方でも骨盤に原因があるときは劇的に変わります。逆に全く効果のない方もいます。当鍼灸院では販売はしておりませんが、腰痛の改善しない方には一度試していただいてから効果のある方にだけ購入を勧めています。
 バランサーバンドという名称で一般的なものとは違い臀部全体を覆い尽くすような感じになっています。
 少し価格が高めですが上記1から3の方法を試してもあまり改善しない方は一度試してみてください。
 楽天市場などで売られていますのでご自分でお探しください。
 専門家に治療をしてもらうのはもちろん良いことですが、単純な腰痛はご自分で十分ケアできます。毎日の生活に取り入れて腰痛を予防してください。


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